教科に対する興味を持つこと。
そして疑問を持つこと。
それを出発点として主体的な学習が始まります。
生徒に興味を持たせる工夫、的確なヒントと最終的な正解を教えるタイミング。
さまざまな手法を駆使した学習指導こそが学校を支えている土台なのです。
昨今、社会で活躍するための能力の一つに数学的思考力があります。数学で学んだ経験は社会に出ても役に立つと考え、数学の面白さ、楽しさを感じられるように授業を展開していきます。授業の解説はICT等を利用したり、アクティブラーニングを導入したりすることにより、分からないところを生徒同士、一緒に考え、教えあうことにより習熟度を高めるように工夫しています。解法理論を定着させ、定石的な解法を身に着けることはもちろんのこと、考えて、考え抜く力を鍛錬し、「ひらめく力」を育みます。
論述力の養成はもとより、今後求められる「叙述に基づいて、文章の構造や内容を把握し、そのうえで自分の考えを形成し、わかりやすく文章にする」という、総合的な言語能力の獲得を目指した授業を展開していきます。文章を読み取る力はもちろん、与えられた条件や図表から得られる情報を処理する力と、そこから得られた自分なりの考えを表現する力を養っていくことを目標としています。
国際化する社会に対応するべく、英語をコミュニケーションのツールとしてとらえ、できる限り多くの場面でグループワークを取り入れて、学習したことをお互いに口頭や文章にして発表するという授業を展開しています。学習した内容をアウトプットさせ、最終的にはそれにプラスして問題演習もおこない、英語総合力を高め、大学入試に対応していきます。
「好きだ」と感じたら「世界史」マスターへの扉が開かれたも同然です。大学入試共通テストを受験する際も、その興味こそが強力な武器となります。共に楽しみ、探求し、「世界史」への造詣を深めていきたいと思っています。
生物の40憶念の工夫と試み、幸運と不運の積み重ねの末に得た成果としての生命現象を率直にとらえ、そのしくみを丁寧に学ぶことにより、生物の営みの基本原理の理解と定着を目指します。大学共通テストで求められる、科学的な探求心、考察力、解決力を養います。
ラテン語であるhistoriaには「歴史」と「物語」の両方の意味があります。学力の3要素である「思考力・判断力・表現力」を高めていくためにも、歴史のつながりを物語調でとらえ、歴史的思考力を高めていきます。
同じ気候には共通する条件があります。人々の暮らしにも規則があります。仕組みがわかると興味が深まり、楽しく学べ、理解も深まります。知らない場所のことも条件や規則がわかっていれば、おのずと見えてくるものがあるはずです。
受験に必要な知識の習得に努めながら、単に知識の取得に終わることなく、「なぜ?」「なるほど!」を体感できる指導を展開し、「難しいけど面白い」を目標として、自然現象の本質と原理に迫ります。
結論のみを暗記するのではなく、そこに至るまでの過程を自分の言葉で表現できるようになることが肝要です。表面的な知識だけでなく、現象や原理について論理的に考察できる力の養成を目指したいと考えています。